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ブラシレスモータの「進角制御」とは?

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ブラシレスモータは効率を高めるためにいくつかの工夫がなされています。そのうちの一つに進角制御という制御方法があります。これによりモータは効率よく駆動することになりますが、進角制御とはどういうものなのでしょうか?ブラシレスモータの進角制御について見ておきましょう。

モータのトルクは、磁石(ロータ)磁界の位相が巻線(コイル)磁界の磁界に対し、直角の関係、即ち90度遅れている場合に最大値が得られます。言い換えれば、誘起電圧と巻線電流の位相を合わせることができれば、最大のトルクが得られるということになります。
ブラシレスモータの進角制御とは、誘起電圧と巻線電流の位相を合わせ、モータを効率よく駆動することを目的とした制御方法になります。
仮に進角制御を考えず、誘起電圧と同じ位相で電圧を印加すると、巻線のインダクタンス成分により、巻線電流の位相は遅れることになります。
この遅れを解消し、モータを最大の効率で駆動させるには、印加電圧の位相を進めることで巻線電流の位相を進ませ、誘起電圧と巻線電圧の位相を合わせなければなりません。このために行われる動作が進角制御になります。そして、この時の印加電圧の位相進み角度を進角値と呼んでいます。

ユニテックのDCブラシレスモータ

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